スズエさん、89歳

スズエさん89歳

8月12日が誕生日。先週は施設の冷房設備が故障して、6日間にわたって、スタッフの皆さんが、対応策でてんやわんやだったとか。頼む方は必至でも頼まれた機械設備会社は、休みを理由にお断り。緊急で持ち込まれた巨大送風機で急場を凌ばざるを得なかった。ご苦労さまでした。

で、今週は平常。3日遅れの誕生祝に、帽子とひまわり(造花)を贈りました。食べているのは、徳島のデコポン。「美味しい」というよりも、「酸っぱい」という顔かしら。

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平成28年新春の老母二人

昨年末の日曜日から一週間目。いつものローテーションで施設を訪れる。

正月だから「帰りたい」の連発を覚悟をしていたが、杞憂に終わりホッとする。

秀子さんは歩行のリハビリ中。テンションが高い。どうしたのだろう。自分の娘を、「これ私の二つ下の妹」と紹介してくれる。

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一階下のフロアーのスズエさんは、他の入居者とともに居たホールから、「(自分の)部屋に行こう」と。持参した缶コーヒーとリンゴを「美味しい」と。入れ歯が上手く嵌らず、ポリグリップの搾りだしに躍起。

帰り道でファーマシーに寄り、そのポリグリップと車内のティッシュ・ペーパーをUターンして、施設に届けたのだった。

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年明けの出張のあと、10日日曜日にまた来よう。

定期検査の日

かきおの丘

(特養の新しい飾り付け)

この日は脚の手術から1年目。術後2回目の検査。特養から車で10分。

レントゲン撮って、診断を受けて、「順調な経過、最高」と先生から言われてご機嫌。

帰りの迎えの車がくる間、売店で珈琲を飲む。

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住み心地はどうですか?

老健の「ベルサンテ」から特養の「かきおの丘」に移って10日。

新しい環境に慣れたのか馴染めないのか、まあ気がかりではあったが、特段のことはなかったようで一安心。

柿を1/4、美味しそうに食べた。「これウチの柿?」だって。覚えていたんだ。嬉しいね。

   「ウチの柿?」

「残念ながら今年は出来なかった。来年は一杯成るからね」と話す。

散髪をお願いしていたのに、本人が嫌がっているとかで伸びたまま。好きなようにさせるしかないか。

米寿

スズエさんの認知症が進み、認知棟のある老健施設への引越しを打診され、車で10分先のベルサンテに移ったのは7月31日。それから3週間。

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近年、介護施設が急増し、それに関わるスタッフの雇用が追いつかない。スズエさんの場合も、自我を通したり盗癖があったりを指摘され、認知が進んだから認知専門の施設でということになったのだった。面倒をみる手が無いので放り出されたと思えなくもない。

身の回りを纏められて身支度をされて、本人は帰宅出来ると喜んでいたろうに、またぞろ「病室」入り。涙を流して「帰りたい」「一週間居たらまたここへ帰って来るから」と。胸塞がる思い。申し訳ない。

米寿を祝って、出張先で求めた神戸プリンを差し入れ。「うんと甘くて美味しい」と。

腕時計

身に着けていた腕時計のベルトが切れ、取り敢えず男物のをやってもらっていたが、文字盤が見難くそう。で、今若い娘に人気の腕時計をプレゼントした。

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生来が派手好きのスズエさん、大いに喜ぶ。で「家に帰ったら、私の貯金から2万円お小遣いに上げるから」と。文化センターの通販で2年先の支払いの分まで買いまくって、まだお金が残っていると思っている。

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この日はちょうど3時のおやつ時。ホールから自室に運んで貰って暫し語らう。

来週はペース・メーカーのチェックで半日通院だ。

母の日

膝の手術を終えて、そのまま老健『プラチナ・ヴィラ宮前』に入所して3ケ月が経った。

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毎週土曜の午後には様子を観に行っている。面と向かえば「帰りたい」を泣きながら訴える。居室は3階なのだが、エレベーター前で隙を観て乗り込み、「帰らしてくれ」と介護士さんたちを困らせる。

車椅子では、自宅へ帰っても、ひがな一人の生活は、炊事・洗濯・掃除・買い物など土台無理。ましてや、しばしば腹痛やめまいを訴える日常では、心配で家にはおけない。

心を鬼にして、居させている。家に帰りたい願いを叶えてあげない罪は、ずっと背負っていくつもりだ。

老親二人

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実母と義母。ろうけんと特養。スズエさんは昨年(14年)11月に膝を手術、リハビリ途中で介護老人健康施設に2月に入所。秀子さんは一昨年(13年)8月に特養に入所。最近は週一度、土か日曜日に様子を見に行っている。

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87歳と92歳。身体が動かず認知がまだら。明日の自分の姿に思うところ大である。

リハビリ病院にて

長瀬ドクターに相談し、平成26年11月19日に入院、翌20日に右膝を手術、1週間後に隣のリハビリ病院に移る。

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看護師さんから、「痛がり性ですね」と言われるほど始終「痛い」「痛い」と訴えては、自分で内緒で病室に持ち込んだ薬を飲むやら湿布を貼るやら、もうお騒がせ患者。

果たして今日は? と様子見に。1階のロビーを会場にしてクリスマス・コンサートが始まったところ。スズエさんは1曲目でお腹が痛いからと病室に引き上げる。

2週間前は、苦痛を訴えながらも、一人で買い物に出掛けていたのに、今はすっかり病床のお年寄り。とても復帰は無理かと観念せざるを得ない。

薬作り

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スズエさんは、総合病院の整形外科と内科に隔週で通院している。その他に、2週間に1度、訪問医療を受けている。かつて転倒骨折した大腿部の痛みが激しく、その痛みの軽減のための薬も入れるとその量はハンパではない。

種類が多岐にわたり、飲み分けるのが大変。認知症が交じってきたスズエさんにはとても一人では成し得ない。で、その薬の一カ月分を三度の食前・食後に分けて仕訳するのが私の仕事。

以前は、プラスチックの固形容器に日にち別にしていたが、嵩張り不便。いまは1回分を小、3回1日分をまとめて中、これを3日分をひとくくり、10くくりをまとめて一カ月分を大のポリ袋に入れている。

これを毎日、翌日の分だけ渡す。それでも飲み忘れをしている。

大声を出して罵りあうことも多々あるが、できるところまで面倒をみる。そう決めている。